“手を動かす監督”として、高層外壁の現場を束ねる。
――少数精鋭×協力会社ネットワークで、難易度の高い新築外壁に挑む仕事。
株式会社ヤマグチの塗装工事の主戦場は、高層建物の外壁。10階を超えるマンションや規模の大きい商業施設など、足場上の作業現場が日常です。そこに約20社の協力会社とチームを組み、1現場あたり約10名で稼働するのが基本スタイル。
今回話を聞いたのは、現場の中心として「監督」と「施工」を半々で担う現場責任者。若手でありながら経験は16年。自ら手を動かしながら現場を回す、同調型のリーダーシップが印象的でした。

Q. 現在の業務内容を教えてください
現場の指示出し(監督)と、実際の施工をやっています。
朝はその日の作業内容・危険ポイント・役割分担を確認して、現場が止まらないように段取りを組みます。足場の上での作業が基本なので、風や天候の影響が大きい。予定通りに進めるだけじゃなく、「今日はどこまで安全にできるか」を常に判断しながら進めます。
うちの現場は、社員と協力会社さんのチームです。1現場10人前後で動くことが多くて、規模や難易度によって人数も変わります。だから、ただ指示を出すだけじゃなくて、自分も現場に入って一緒に手を動かすようにしています。吹付や塗装に自分が入ることで、その場の空気が揃うというか、意思疎通が早くなる。年上の職人さんも多いので、机上の指示だけよりも「一緒にやる」ほうが信頼を得やすいと感じています。
Q. 株式会社ヤマグチはどんな会社ですか?
“少数精鋭”
社員は多くありません。でも協力会社さんが約20社いて、現場に合わせて増員できる。これが強みだと思います。
エリアは東京圏が中心です。横浜から動きやすい都内の現場が多く、練馬や川越など首都圏広域もカバーします。

Q. 喜びを感じる時は?
建物を最後までやり切って、外観が“決まった”瞬間です。
高層の外壁は、面積も大きいし、条件も毎日変わります。足場の上で、風や天候を見ながら、工程を崩さずに仕上げる。簡単じゃない分、最後に全体がきれいに揃った時は気持ちいいですね。
もう一つは、協力会社さんも含めてチームが噛み合って、現場がスムーズに回った時。伝え方ひとつで動きが変わるので、現場全体のリズムが合うと達成感があります。
Q. この仕事の大変さは?
一番は安全。特に高所と風です。
足場は慣れていても、強風の日は揺れ方が違う。高所作業は、ちょっとした油断が事故につながります。だから、天候判断と危険予知は常に神経を使います。
もう一つは、職人さんそれぞれにやり方がある。品質や手順の“当たり前”がズレると、仕上がりのばらつきや手戻りにもつながる。だから現場では、「当たり前のことを当たり前にやる」を強く言います。
ただ、それを口で言うだけじゃなくて、誰が入っても同じ基準で動けるようにすることが大事だとも感じています。安全も品質も、現場の感覚だけに頼らず、もっと分かりやすく伝えていきたいですね。
Q. 仕事を進める上で大切にしていることは?
“自分がやって見せる”ことと、“基準を揃える”ことです。
職長や監督が上から言うだけだと、現場はまとまりません。だから自分も施工に入ります。実際に手を動かしていると、危険ポイントも品質の要点も、その場で共有しやすい。協力会社さんも含めて、同じ目線で話ができます。
同時に、現場が大きくなるほど、基準が曖昧だと危ない。安全も品質も経験に左右されず誰でも揃うようにを全員で共有します。確認の仕方や注意点をもっと見える形にしていくのは、これからの課題だと思っています。

Q. どんな方が向いている?
高いところが平気、だけじゃ足りないです(笑)。
まずは安全意識。次に、基本を守れること。
この仕事は、派手な作業より“準備”や“確認”が品質と安全を決めます。手順を省かない、報連相ができる、分からないことをそのままにしない。そういう人は伸びます。協力会社さんも含めてチームで動くので、コミュニケーションが取れる人が向いていますね。

Q. 求職者に一言ください
塗装は楽しい。やり切った時に得るものが大きい仕事です。
10階を超える外壁を、足場の上で仕上げる。簡単じゃないからこそ、身につく力も大きいし、経験は一生ものになります。
一緒に未来に残る仕事をしましょう。実際の現場を見て「やってみたい」と思えたら、ぜひ来てください。一緒に安全第一で、良い現場をつくっていきましょう。